不動産マガジン

現役不動産営業マンのブログです。不動産でお悩みの方のお役に立ちます!

不動産を買うときにかかるお金って? 戸建編

前回はマンションの購入諸費用についてご説明しましたので今回は戸建の場合の購入諸費用についてです。

※マンション編はこちら↓

realestatemagazine.hatenablog.com

f:id:realestatemagazine:20161124225005j:plain

 

今回購入想定の戸建は物件価格3000万円、土地100㎡、建物80㎡、築10年という想定です。前回と同様35年で3000万円のローンを組みます。

マンションと変わらない項目は※をつけておきます。

 

収入印紙代 1万円 ※マンションと同じです

 売買契約書に貼る印紙です。物件の金額ごとに変わります。いくらの物件でいくらの印紙代が必要かは下記をご参照ください。

500万円を超え1千万円以下のもの

5千円

1千万円を超え5千万円以下のもの

1万円

5千万円を超え 1億円以下のもの

3万円

1億円を超え 5億円以下のもの

6万円

 上記以外の金額の物件の場合は下記URLでご確認ください。

不動産売買契約書の印紙税の軽減措置|印紙税目次一覧|国税庁

 

登記費用 約50万円

戸建の場合はマンションより高いです。新築の場合はさらに表示登記も必要なのでさらに10万円くらいみておいたほうが良いでしょう。

物件に私道の持ち分などもある場合その部分も所有権を移転しなければならないためさらに登記費用が数万円高くなります。 

 

仲介手数料 104万円 ※マンションと同じです

不動産会社に払う仲介手数料も物件によって変わります。

200万円以下

5%

200~400万円

4%+2万円

400万円超

3%+6万円

※上記金額に別途消費税が加算されます

 

上記は法律で決められている上限額です。

今回の場合は(3000万円×3%+6万円)×1.08%=104万円となります。

 

固定資産税清算金 約10万円 3月上旬に決済した場合、考え方はマンションと同じです

年間の固定資産税・都市計画税が12万円とします。固定資産税は関東の場合は1月1日、関西の場合は4月1日の所有者の方が1年分納めています(支払いは分割ですが)。

固定資産税なども日割りで清算をするので仮に3月上旬で決済をすると約10万円です。固定資産税などの清算金はいつ決済をするかによってだいぶ違います。といっても安いから得をしたわけでもないのでご留意ください。

 

ローン事務手数料 32400円 ※マンションと同じです

大体大手都市銀行では32400円が事務手数料でかかります。

 

金銭消費貸借契約印紙代 20200円  ※マンションと同じです

ローン契約の際も印紙が必要です。印紙代は下記の通りです。

500万円を超え1,000万円以下のもの

1万円

1,000万円を超え5,000万円以下のもの

2万円

5,000万円を超え1億円以下のもの

6万円

上記以外はこちら

No.7101 不動産の譲渡・消費貸借等に関する契約書|印紙税その他国税|国税庁

 

保証料 約62万円  ※マンションと同じです

銀行ごとに借入年数ごとに100万円あたりの保証料が決まっています。

同じ銀行でも保証会社によって違ったりします。

今回は某大手都市銀行の水準で計算しております。

 

火災保険料 約25万円 

10年の場合の概算です。戸建てはRCのマンションと比べると火災保険料が高いです。こればかりは構造の問題なので仕方ないですが鉄骨とかだとちょっと安くなります。

 

以上すべて合計すると約258万円となり大体8%くらいです。

諸費用は物件の広さや築年数によって大きく変わる場合もありますので戸建でローンを組む場合は大体8%くらいと覚えておいて詳細な計画は物件の紹介を受けた不動産会社に聞いてみてください。

この記事が住宅を購入される方の資金計画のお役に立てばうれしいです。