不動産マガジン

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マンションを選ぶポイント 重要事項調査報告書とは?

今回はマンションを選ぶうえで専有部分・共用部分などの見えるところ以外のポイントとなる管理について大事なポイントをご紹介します。

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マンションには重要事項調査報告書というものがあります。

ご見学の結果前向きに検討したい物件に巡り合えたら是非この重要事項調査報告書の内容も把握してほしいです。

重要事項調査報告書は見学をさせてもらった不動産屋さんの営業に頼めば見せてもらえるでしょう。個人情報のためもらうことは難しい場合が多いので、確認したほうが良いポイントをまとめてみました。

 

管理費などの滞納の状況

大体どこのマンションでもいくらか滞納はあるものです。しかしあまりに総戸数に対して滞納が多い場合は理由などを聞いたほうが良いでしょう。住人の管理に対する意識が低いと資産の価値を維持できるか心配です。

 

修繕積立金の総額

大規模修繕をした直後などはあまり溜まっていない場合もありますが、直近でする予定があるのに数百万しか溜まっていない場合などは必要な大規模修繕を行うことができないので要注意です。

 

共用部分の修繕履歴

修繕履歴に自分が買う部屋を含め上下左右斜め階に何かなかったか確認してもらったほうが良いでしょう。マンションでたまに給排水管の故障がありますが直近であったりするとあとあとやっかいです。

 

管理費・修繕積立金などの値上がり予定

修繕積立金は築年数の経過とともに値上がりするものですが、直近で予定がある場合は把握しておかないと毎月の支払計画に狂いが出てしまうかもしれません。

 

管理費・修繕積立金以外の費用

専用庭・ルーフバルコニー・インターネット使用料などで大体販売図面に記載されていますが念のため確認しておきましょう。

 

長期修繕計画案

修繕積立金がいつ値上がりするのか、いつ大規模修繕をするのかが記載されております。

あくまで計画なのでその通りとはいかない場合が多いですが大体の目安になるでしょう。

 

管理組合の借り入れの有無

管理組合で借り入れをしている場合はなぜ借り入れをしているのか理由を確認しておきましょう。修繕のお金が足りていない場合などがほとんどですが、返済計画などがいい加減な場合は住人の管理に対する意識が低い可能性があるので注意が必要です。

 

以上のポイントは重要事項調査報告書にも記載されている場合が多いですが契約時に「修繕積立金が値上がりするなんて知らなかった!」では困ってしまいますよね。

申し込みの段階で上記のポイントも把握したうえであれば後々不安になることも少なくなるでしょう。

マンションを購入される方は是非参考にしてみてください。